2024年8月25日(日)日比谷図書文化館セミナールームA
☆
総会終了後、休憩をはさんでイベントを開催しました。
☆
前半は会員の皆さまのご協力あっての企画、練習分を持ち寄っての意見交換会(添削含む)です。
郵送でのご参加もあり、テーブルにはずらりと筆跡がならびました。
それぞれの書体で書かれた文字、単語、文章などを書体ごとに分け、皆で拝見しながら先輩方のアドバイスをいただいたり、同じ悩み(書形、ペンの運びなど)を持つ方を発見したりといったひとときでした。思いのほかにぎやかに盛り上がり、後半イベントの時間が足りなくなるほどでしたが、とても為になり、また同好の皆さまの存在を実感するイベントとなりました。
理想とする文字、作風は数ありますが、どの文字も素敵なものです。一人では思い込みがあったり心もとなさを感じることもあります。こうした交流で少しでもスペンサリアン書体で書かれるものが増えていけばと思いました。
☆
後半は時間が足りず、お配りした資料をすべてあたることはできませんでした。
マダラズ(アメリカの著名ペンマン 1859-1910)がナポレオンについて書いた作品を参考に協会のOBペンマンの方たちがそれぞれ同じ文章で作品を残しています。
そのコピーを見比べながら、模写、または個性を活かした作品制作、その過程について先輩方のお話を伺い、書体選択、レイアウト等々についても学ぶことができました。
まだまだはじめの一歩のところではありますが、今はもうお目にかかることのできないOBの方々のペンの運び、研究には感銘を受けました。
今回触れることのできなかった資料についても、いずれ機会があれば皆さまで見て意見交換ができればと思います。
☆
こうして文章にすると真面目な印象になりますが、当日はとても和やかな集いでした。
ご協力くださった会員の皆さま、貴重なお話やアドバイスをくださった先輩方に厚く御礼申し上げます。
来年もよい企画を考えてまいります。アイデアがあればお気軽にこのHPからでもご連絡ください。