Japan Penmanship Association日本ペンマンシップ協会

1. Business Writingの特徴

筆記具

特徴

文字と文字を自然なラインでつなぎ、ある程度のスピードをもって均一な細さで書けるよう訓練します。ラインの強弱は一切つけません。大文字や小文字上下のループをよどみなく美しく書くには前腕運筆が欠かせません。

2. Business Writingの歴史

19世紀後期、それまでアメリカでは、スペンサリアン（Spencerian）とよばれる筆記体書法がNational Handとして隆盛していました。 19世紀末期、チャールズ・パクストン・ゼイナー（C. P. Zaner）やオースティン ノーマン パーマー（A. N. Palmer） がアメリカで相次いで小学校の習字の先生の訓練機関を設立し、アメリカの教育システムの手書き文字に大きな影響を与えました。前腕を動かして書く書法によって、文字の読みやすさや美しさ、書く速さの両立を備えたBusiness writing を大いに推進しました。その後、実用的な文字の技術が手書きからタイプライターに移行するに従って、 習字は学校での重点教育から外され現在では当時の隆盛は見られませんが、手書きの実用書体としては最も進歩したものであることには今尚変りはなく、一般的に「筆記体」として日本でも知られています。