Japan Penmanship Association日本ペンマンシップ協会

oldenglish

Old English Text
オールドイングリッシュ
筆記具

1. Old English Textの特徴

筆記具

ブロードペン(先端が平らな金属製のペン先)を使って、文字は傾斜させず垂直に、ペン先を45度の角度に固定して書きます。場合によっては補正(retouch)にポインテッドニブや定規を使います。
Tools

特徴

ペン先を一定の角度に傾けることで太い線と細い線を書き分けることができます。基本の美しい形をとらえて正確に書くことが大切です。しっかりとした垂直線が特徴で、細部にまで繊細さが求められる書体です。

2. Old English Textの歴史

ヨーロッパのゴシック書体の中でも縦の線が協調されたブラックレター(Black Letter)という書体があります。それが18世紀にさらに洗練され、オールドイングリッシュ(Old English Text)と呼ばれる荘重な書体が生まれました。完成された形であるため、文字の基本をとらえて正確に書くことが求められ、場合によっては尖った箇所を細いペン先でさらに鋭くする、垂直線箇所に定規を使うなどの補正技術が必要とされます。エングロッシング作品のタイトル部分などに使われます。

History
筆記具